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米女性議員 凶弾に倒れる――オバマ大統領“国家の悲劇”

2011年01月08日
米女性議員 凶弾に倒れる――オバマ大統領“国家の悲劇”

【新唐人日本2011年1月9日付ニュース】米国アリゾナ州の民主党下院の女性議員、ガブリエル・ギフォーズ(Gabrielle Giffords)氏が1月8日、ショッピングモールで集会開催中、凶弾に倒れ危篤。他に6人死亡。警察はすでに、銃撃事件の実行者を逮捕した。オバマ大統領は、この銃撃事件を厳しく非難し、“アメリカの国家悲劇だ”と表現した。

 
事件はアリゾナ州ツゥーソン市で発生。頭部を至近距離で撃たれた議員は危篤に。他にも、議員の集会関係者など、少なくとも12人が負傷。議員はヘリコプターで地元の大学病院に送られ、手術を受けたものの、議員以外の6人が亡くなった。加害者はその場で取り押さえられたが、まだ動機は不明。米国連邦捜査局FBIはすでに地元警察と合同調査に入っている。
 
BBCの道によると、オバマ大統領は銃撃事件を厳しく非難し、“米国の国家悲劇だ”と表現した。
 
大統領は、ホワイトハウスのステート・ダイニングルーム(大食堂)で声明を発表。アリゾナ州のショッピングセンターで起こった銃撃事件を“卑劣な行い”だと表現し、徹底調査をしていると述べた。
 
“これは被害者にとっての悲劇であるだけではなく、アリゾナ州、および国全体にとっての悲劇である。微塵の理知すらない、恐ろしい暴力行為で、自由社会は絶対にこのようなことの発生を許してはならない”
 
大統領は、すでにFBIのロバート・ミュラー長官に対し、現場で事件の合同調査の指揮を取るよう命じた。
 
大統領はまた、ギフォーズ議員は自身の友人だったとも述べ、すべてのアメリカ人が議員とその他の被害者のために哀悼の意をささげるよう訴えた。
 
ホワイトハウスによると、大統領は、テロ対策を統括するブレナン大統領補佐官とジム・メッシーナ大統領次席補佐官から報告を受けたという。
 
ナポリターノ米国土安全保障長官、ドニロン大統領補佐官なども大統領に状況説明をした。
 
報道によると、銃撃事件発生時、議員はアリゾナ州ツゥーソン市のあるショッピングモールで有権者と接触していたという。
 
ガブリエル・ギフォーズ議員は今年40歳。夫は米国航空宇宙局NASAに勤めている。
 
2006年に議員当選。移民制度改革や軍事問題、幹細胞研究、新エネルギーなどに関心を払っており、かつて、米民主党のホープともみなされたことがあった。
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